Travel Note

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シリア旅行(4)19th Aug. 教会訪問と礼拝参加〜クフタロー別宅訪問

金曜日。今日は、てんこ盛りです。

 

午前8時にはホテルを出発。ダマスカス旧市街の「キリスト教地区」と言われるエリアを回ります。

そのあと、車でキリスト教教会を巡りました。

syrian orthodox

ダマスカスは、世界最古の都市の一つであります。

聖マリア教会にもいきました。

Armenian Church in Damascus

こちらはアルメニア使徒教会。面白いのは、学校が併設されているということです(なんとなく、「日本人学校」を思い出しました。今ではちがいますが、かつてロンドン日本人学校は、カトリックの修道会の建物を借りて使っていたことがあります)。さすが、世界最古のキリスト教の国、キリスト教教会こそが、アルメニア人の心のよりどころであるのですね。ここで、キリスト教との関係、アルメニアアルファベットの話、そして「アルメニア・ジェノサイド」の話など、一通りの説明も受けました。

聖アナニア礼拝堂にも行きました。

Street called Straight

この上の写真は、一見したところ、特になにもないような道ですが、この道こそ「まっすぐ」と呼ばれる道で、新約聖書の使徒言行録9章11節にも登場する、ある意味、由緒ある史跡です。

 しかし、この街にとっては、パウロが歩いたということさえも、長い歴史の一コマでしかないのかもしれません。

 コーヒーを飲んで休憩したあと、再びアブーヌール学院です。

 しばしの休憩のあと、ここで行われた礼拝に参加しました。巨大なモスクですので、何人いるのかも分からない、1000人以上はいると思います(そして男女別ですので、フロアには男性ばかりでした)。イスラーム式の礼拝は、実はこのときが初めてだったのですけれど、なんと、一番前にまでつれてこられて(特別ゲスト、ということなのでしょう。冷や汗モンでした)、見よう見まねで礼拝を行いました。

 「アラーの神」などとよく言われますが、これは正確な表現ではなくて、「神」のことをアラビア語では、「アラー」というので、あたかも「アラー」というイスラームの神がいるような錯覚を覚えさせられますけれど、要は、「神」ということなのです。

  一通りの礼拝が終わり、まあ私たちは「特別ゲスト」ということなので、いろいろな人が話しかけてきます。もっとも、皆アラビア語ですので、コミュニケーションもままなりません。しかし、今までには経験したことのない、なんとも心地よい時間であったことも付け加えておきます。世界中から来たと思われる人々がーー男性ばかりなのですがーー、ともに一つの場所を共有し、同じ時間を過ごすというのは、日本ではなかなか経験することができないことです。

このあとは、食事をしました。

そして、別のモスクの見学もしました。

その後、クフタロー師の別宅へ行きました。最近は、「セレブ」という言葉が、「小金持ち」くらいの意味しかないような日本ですが、こちらは、本物です。別宅、プール付き、執事付きです。しかも、芝生の庭あり。奥さん美人、息子はイケメンというのも付け加えておきましょう。

シルクの民族衣装も記念にいただきました(ちょっと大きいので、常用することもなく、そのままになっちゃってますが、いつかご披露したいところです)。

 

<つづく>