東海道新幹線雑記
計画だけで、永遠にできないと思っていたリニア中央新幹線が、途中駅もなんとなく強引に決まり、本格化という所ですけれど、完成は2027年ということなので、まだまだ先のお話。東京と関西などを結ぶ主要幹線は、まだまだ新幹線ということになります。まあ、それまでに日本がどうなっているのかなんて全然分からないのでやっぱり計画だけで終わったりして。
気がつけば新幹線は特に誘致する必要もないようなところで育ってしまったのと、特に毎日新幹線を見ながら育った、というわけでもないので、さしたる思い入れがあるわけでもありません。そういう世代の人もいるでしょうし、新幹線をわが郷土に!という地域の人たちもいるというのも、心情としてはまあわかります。でも、頭で理解できるというだけで、切実な気持ちで感じることは、個人としてはないでしょう。
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そういう「気分」はともかくとして、あれだけ巨大なものを、きわめて正確に動かし続けるというのは、驚嘆するとともに、若干やりきれない思いもあったりします。もちろん、非常に安全な乗り物であるということはすごいことなのですが、あの時間の正確さに対する異常なまでの執念は、どこか一つが壊れるとがたがたとすべてが崩壊してしまうような気さえおきます。それは、日本航空が定時出発をきわめて重視しているということにもつながると思います。「そこまでしないといけないのかなぁ」というふうにも思ったりします。
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そういえば、新幹線では、飛行機に乗り込むときのような荷物のチェックというのはなされませんね。日本は安全だから、ということのあらわれなのでしょうね。決して、爆弾テロなどおきないということなんでしょう。