シリア旅行(1)16th Aug. 関空〜ドーハ〜ダマスカス空港
私は、関西国際空港へは、ほとんどの場合バスで向かいます。今回もそうでした。JR西日本の「はるか」より安いこともありますが、私の住んでいる地域からは、バスで行くのが一番便利なのです。今回も、定期を使って途中の駅まで行って、そこからリムジンバスで関空に行くことになりました。
乗り込んだバスの中は、空いているどころか乗っているのがなんと私だけでした。夕刻出発という時間が遅かったせいもあるのしょうけれど、こんなんでは、この貴重な関空までの足がなくならないかと、そちらを心配してしまいます。ちなみに以前の韓国旅行の時だけは、奈良からバスで行きました。こちらの方が、京都駅を経由するより早く安いのです。
このバスは、近鉄京都線新田辺駅から関空直行となります。途中で、樟葉(くずは)を経由します。冷房がよく効いているせいか、ちょっと寒く、上に羽織るジャケットを手荷物の中に入れておいて正解でした。もっとも、この服がさらに活躍することになるとは夢にも思っていませんでしたが。
結局、関空まで誰も乗ってくることはなく、最後まで一人でした。
今回はiBookを持参することにしました。かなりの写真を撮ることになるでしょうから、SDカード数枚だけでは心持たない感じでしたので。
関空の無線LANは、つながることはつながるのですが、四つの電波が流されていて、接続できたのは、結局kixmblというものだけでした。この電波がどれくらいの範囲まで届いているのかはよくわかりません。行きがけに、このブログを更新した場所は4階の国際線乗り場だったので、そこでは問題ないはずですけれど、これも少し場所を変えると不安定になって、つながらなくなることもありました。
僕の他に、ノートを広げてパソコンをいじっていた人は二、三人くらいでしょうか、iBookを持っていたのは僕だけのようでした。これが、国内線だったら、もっといるかもしれません。
関空は、ちょっと久しぶりでした。この前は、同じく大学の研修みたいな感じで韓国のソウルに行った時以来です。あの時も関空へはバスでした。
「中東の翼」?カタール航空(撮影:ドーハ空港)
今回使ったのは、「中東の翼」(かどうかは知りません)の、カタール航空でした。カタール航空は、ANAと提携を結んでいて、マイルも貯まります。このときも、ANAと共同運行になっていました。ちなみに、この日の関空発の最終便でした。
まずは、関空→ドーハの夕食です。実際は、真夜中でしたので夜食という感じですね。たしか、チキンでした。思わずワインを注文してしまった。
朝食です。とりたててすごい食事ではないのですけれど、まずまずの味でした。ソーセージは、確かトリさんです。豚であるはずはありません。カタール航空の食事は、当然ですが、すべてイスラーム式に、つまりハラールで料理してあります、と表記されています。日本国内では、さほど問題ではないかもしれませんけれど、これからは日本国内であっても、そのような配慮も必要になってくるはずです。
そんな食事を楽しみつつ、一路、カタールのドーハ空港へと向かいます。日本人のサッカーファンにとっては「ドーハの悲劇」で有名ですが、ここは、別の意味で悲劇的でした。
なんと、トランジットで8時間も空港内で待機です。ドーハに到着したのが現地時間で午前3時半頃なので、街にでてもなにもやっている様子でもなく、今回は団体行動なのもあって、外にでることはできませんでした。しかし、これは序の口。つらいところはそういうことではなく、実は、空港内がとてつもなく寒かったのです。外の気温は、おそらく40度以上だと思うのですが、室温は20度くらいにしてあるのではないかと、思うくらいの冷房の効き方でした。関空行きのバスのために持参した薄手のジャケットがこんなところで役に立つとは。いやはや。
同じような大学生のグループで関空から一緒だった人たちは一路、イスタンブールへ。また、別のツアーの人たちは、エジプトへ、と入れ替わり立ち替わりでしたが、私たちは寒さで(!)倒れそうになるまで待たされました。
ようやく、カタールを離れ、一路ダマスカスへと向かいます。少し小型の飛行機でした。マニアではないので、型番などはよくわかりません。関空発のものもそうでしたが、ここでの食事もよかったです。しかし、乗り込んでいる乗客は、すっかり中東の人たちです。黒ずくめの女性と白ずくめの男性。東洋人は私たちの他にはちょっとだけです。いまさらですが、異国ムード満点です。
サラダの味付けが、中東風になってきました。肉は羊を使っています。
ダマスカス国際空港は、なんとなくポルトガルのFaro空港に雰囲気がよく似ています。でも、あんまりのんびりイメージでもないですね(ファロ空港はリゾート空港)。
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<つづく>