Peachで韓国に行ってきました(5)
特に何もなく、韓国の仁川国際空港に到着です。
なんとなくぼーっとしていたら、いつのまにか東アジアのハブ空港は、仁川になってしまっていました。関空も含め、日本の空港がここからの巻き返しはとてつもなく難しいことかと思います。仁川空港は、国際空港評議会(Airports Council International, ACI)の選定するBest Airport for the Region of Asia-Pacificの一位です(2012年。ちなみに、ベストファイブに日本の空港は入っていません)。
おそらく、東京、名古屋、関西以外の地域に住んでいる人は、日本の空港を経由せず、仁川国際空港を経由してヨーロッパやアメリカなどに行ったことがあるのではないかと思いますが、国際競争力ってのは、こういうことだなぁと実感します。すこし皮肉な見方をすれば、結局のところ、そうあることは望んでいないのではないか、つまり、「日本の空港は日本人のためにあればいいので、それ以外の人に解放する必要はない」ということなのかもしれません。
ちょっと見にくいのですけれど、上の写真は、韓国の民族衣装であるチマチョゴリ(치마 저고리、chima jeogori)を着た女性が入国の際の案内をしています。ところで、こういうことって、日本ではやっているのでしょうか。わたしは、平均的な日本人よりは多く関空を使っている人間であると思いますが、それでも、少なくとも関西国際空港では、見たことがありません。無論、案内など不要であるほど、関空がよく整備されており、人の動線も問題がない、と言えるかもしれませんが、実際は、このような役をしている人はいます。そして、もちろんのこと着物を着ているわけではありません。
仁川空港には、韓国に入国するためでなく、他の地域に行くために既に何度も使っています。これからも、何度も使うことになるでしょう。日本の空港は、そういう視点、つまり日本人以外にも解放するという人類的な視点で運営できるのでしょうか。
空港からは、今回はリムジンバスを使って行くことにしました。とりあえず行き先は、新村です。ソウルの中では、それなりに土地勘があるところです。ここを起点に、ソウルを回ってきましょう。
<Peachで韓国に行ってきました(6)に続く>