Travel Note

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芸術の秋といえば・・・

意外とよかった、というと失礼千万かもしれませんが、今まで行ったことのある美術館のうち、期待していたよりもかなり良かった美術館といえば、ダントツでウィーンにある、美術美術館(Kunsthistorisches Museum, Wien: KHM)です。

Kunsthistorisches Museum

 入ってすぐに、エジプトものがごろごろ、それこそ高校の空き教室に詰め込んだというような感じに、ものすごい数かつ良質の展示があるにもかかわらず、それほど気取ることなく、そこにおいてあるという雰囲気で、思わず楽しくて笑ってしまいました。

美術史美術館

もちろん、撮影禁止などという愚かなこともありえません(フラッシュが禁止なのは当然のことです。というより、フラッシュを焚いても、良い写真は絶対に撮れません)。 

パリにあるルーブルやオルセー、オランジェリー、クリュニーなんかは、もう「思っていたよりもよかった」というレベルにはないので、「パリに行ったら必ず寄る」という感じですから、今更あまり驚くことはありません。


美術史美術館

ですが、こっちはあまり事前情報がなかった、ということもあるのですが(ちなみにこのときが初めてのウィーンでした)、こんなに良かったとは思いませんでした。もちろん、所蔵品の良さもあるとおもいますが、もちろん、それだけではありません。建物の美しさ、雰囲気など、作品を包みこむ環境というのは、ある意味作品よりも重要かもしれません。ここまで、見事なのはなかなかないのではないかと思います。

カフェ・ゲルストナー

 館内にあるカフェ・ゲルストナーのような雰囲気はそうそう簡単には作り出せません。残念ながら、わたしが行った時はパーティーがあるようで、ここでお茶をという訳にはいきませんでした。次回は是非。

 

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