思っているよりも使えそうなKindle版「歩き方」

ようやくKindleから「地球の歩き方」シリーズが刊行されました。

地球の歩き方 A06 フランス 2014-2015

（とりあえず、しばらくはフランスに行く用事がないと思いますので）サンプル版をダウンロードしてみたのですが、これは意外と使えるかな、というのが第一印象でした。

端末は、私の場合は普通のiPadなのでそれなりの大きさがあります。そしてこの大きさは、おそらく実物の『歩き方』とほぼ同じか、ひょっとすると少しばかり大きめの感じです。

リピーターの方なんかには、今までは「歩くシリーズ」がベストのiPad用の海外用がベストと思っており、その評価には変化はないのですけれど、このシリーズは、Kindle版になると少しちいさくなってしまうのが欠点といえるかもしれません。ですので、コメントなんかが、文字が小さくてちょっと見にくいという部分もあります。

歩くバンコク2013-2014 (歩くシリーズ)

「歩き方」が参入することで、選択肢が広がるわけです。それから単純に、取り扱っている地域が日本語で読めるガイドブックとしては、扱っている地域が最大級なので、これしか選択肢がないという地域もある訳です。歩くシリーズはいかんせん、扱っている地域が限定されていますから、あきらめてロンプラ当たりを選ぶしかない、ということもあるわけです。

あと、おもしろいのは、地域ごとに分冊で出しているというところでしょう。

地球の歩き方 A06 フランス 2014-2015 【分冊】 11 ローヌ・アルプ

 「パリとローヌ・アルプの情報だけ欲しい！」という人だったら、こういうのが便利なわけです。ただ、個人的には全部丸ごと買ってしまう方がいいような気もします。そもそも、かさばらないことこそ、電子版の利点の一つなのですから。

今のところフランスしか出ていませんけれど、ぜひぜひ全シリーズをKindle、もしくはiBooksで読めるようにしていただきたいです。さらに言えば、毎年買うような人には、割引制度なんかがあればいいなと思います。