Travel Note

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関空雑記(18)ラウンジの憂鬱

関西国際空港には、いくつか「ラウンジ」があります。

Sakura Lounge, KIX

基本的には、それぞれの航空会社のエリート会員、もしくはビジネスクラス以上のチケットを持っている人が出国したあと出発までの時間を有効に使うための場所、という感じとなっており、一般的には飲食は無料。アルコール飲料も無料なのがほとんどです。

 

当然関西国際空港にもあるのですが、残念ながら、その規模からいって仕方ないのかもしれませんが、どこも今ひとつ、という印象は拭えません。

Sakura Lounge

一度「飛鳥ラウンジ」というところに行きましたが、いやはや、何もなくてびっくりしました。飲み物も、食べ物もこれしかなくていいのか?という感じでした。そんなこともあって、ここには一度きりしか行ってません(チェックインのときに、「飛鳥ラウンジをお使い頂けますといわれたときに、思わず他のラウンジありませんか?と言ってしまいました)。

Sakura Lounge is not for Priority Pass Holders

規模の問題もあるのですが、もう一つ何となく悩ませるのが、ANA LoungeJALのSakura Loungeの区別が全くつかないことです。正直、どっちがどっちなのかさっぱりわかりません。一応、南ウイング(これもどっちがどっちなのかさっぱり分かりません)にあるのがSakura Loungeなのですが、出発する飛行機が南ウイング側に当てられた場合、JAL系のOne Worldの上級会員でなくても、ラウンジ使用可能な身分であれば使用できるので、自分がどっちのラウンジにいるのかよく分からないのです。もちろん、これはある意味いいことなのかもしれませんが、競争の原理というか、切磋琢磨というか、多様性というか個性というか、アイデンティティというか、全体主義というか、何か、大切な部分がまるっと抜け落ちているという気がしてなりません。要するに、つまんないのです。「あー、やっぱりUnited Clubはなんにもなくてつまらないなぁ」ではなくて「あー、やっぱりJALANAはラウンジも(関空でも)いいよなぁ」という経験を普通はしてみたいわけです。しかも、エリート会員って、いうなればお得意様ですよ!それをこの程度のユーザーエクスペリエンスしか体験できないようなというのは、いろんなものを失っていると思うのですが。

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