【東ティモール】亀崎善江『神の慈しみの島、東ティモール―草の根医療チームの記録』
ちょっと昔の書籍ですが、友人に紹介されたので、こちらでも。
出版社の「女子パウロ会」という名前でピンとくると思う人はくると思いますが、こちらの亀崎さんは、シスターであるのですが、かつ医師(医学博士)でもあるということです。
この書籍は、彼女と彼女たちのチームの記録で、実は東ティモールはフィリピンと並んで、キリスト教の、より特定していうとカトリックの国であったりします。
すぐ隣がインドネシアなので東ティモールが独立した時も「インドネシアからの独立」というイメージが強いのですが、国際法上は元々の宗主国である「ポルトガルからの独立」なんだそうです。
それゆえに、独立以前の東ティモールにも入りやすかったのかもしれません。もちろん、人道的援助ということになるのでしょうけれど、現実問題としては、ある程度のコネがないと、いきなりふらっと行ってこのような医療活動ができるというわけではありません。
ちなみに、シスター亀崎は、日本で最初の医師として著名な荻野吟子を記念してつくられた「日本女医会荻野吟子賞」を受賞されているのですが、実は埼玉県が「さいたま輝き荻野吟子賞」というのを制定し、(埼玉)「県内に在住(勤)又は県出身で、各分野にチャレンジし、今後さらなる活躍が期待できる年齢40歳未満」の方に「さわやかチャレンジ賞」を、「県内に所在し、女性の能力活用、男女の職域拡大又は仕事と子育て、家庭生活との両立支援など男女が共同して参画することができる職場づくりに積極的に取り組んでいる事業所」に「いきいき職場部門」を送っているそうです。
うーん、なんだかよくわかりません。なんなんだ、この賞は。