東海道を京都から江戸へ
「東海道を歩くガイドブック」はそこそこありますが、基本的には全部お江戸・日本橋がスタートなので、京都住まいのものとしては、面白くもなんともないです。
ですので、逆というか、京都(京師)からスタートするのが正しいと思っていますので、それの順番を書いておきます。
- 京師(京都府京都市)
- 大津宿(滋賀県大津市)
- 草津宿(滋賀県草津市)
- 石部宿(滋賀県湖南市)
- 水口宿(滋賀県甲賀市)
- 土山宿(滋賀県甲賀市)
- 坂乃下宿(三重県亀山市)
- 関宿(三重県亀山市)
- 亀山宿(三重県亀山市)
- 庄野宿(三重県鈴鹿市)
- 石薬師宿(三重県鈴鹿市)
- 四日市宿(三重県四日市市)
- 桑名宿(三重県桑名市)
- 宮宿(愛知県名古屋市熱田区)
- 鳴海宿(愛知県名古屋市緑区)
- 知鯉鮒宿(愛知県知立市)
- 岡崎宿(愛知県岡崎市)
- 藤川宿(愛知県岡崎市)
- 赤阪宿(愛知県豊川市)
- 御油宿(愛知県豊川市)
- 吉田宿(愛知県豊橋市)
- 二川宿(愛知県豊橋市)
- 白須賀宿(静岡県湖西市)
- 荒井宿(静岡県湖西市)
- 舞坂宿(静岡県浜松市)
- 浜松宿(静岡県浜松市)
- 見附宿(静岡県磐田市)
- 袋井宿(静岡県袋井市)
- 掛川宿(静岡県掛川市)
- 日坂宿(静岡県掛川市)
- 金谷宿(静岡県島田市)
- 嶋田宿(静岡県島田市)
- 藤枝宿(静岡県藤枝市)
- 岡部宿(静岡県藤枝市)
- 丸子宿(静岡県静岡市駿河区)
- 府中宿(静岡県静岡市葵区)
- 江尻宿(静岡県静岡市清水区)
- 興津宿(静岡県静岡市清水区)
- 由井宿(静岡県静岡市清水区)
- 蒲原宿(静岡県静岡市清水区)
- 吉原宿(静岡県富士市)
- 原宿(静岡県沼津市)
- 沼津宿(静岡県沼津市)
- 三島宿(静岡県三島市)
- 箱根宿(神奈川県足柄下郡箱根町)
- 小田原宿(神奈川県小田原市)
- 大磯宿(神奈川県中郡大磯町)
- 平塚宿(神奈川県平塚市)
- 藤沢宿(神奈川県藤沢市)
- 戸塚宿(神奈川県横浜市戸塚区)
- 保土ヶ谷宿(神奈川県横浜市保土ヶ谷区)
- 神奈川宿(神奈川県横浜市神奈川区)
- 川崎宿(神奈川県川崎市川崎区)
- 品川宿(東京都品川区)
- 日本橋(東京都中央区)
京都府が一箇所だけというのも、まあ当然といえば当然かもしれません。
ここでもやっぱり長い静岡県。53次中22箇所が静岡県にあります。仕方ありませんよね。 もっとも江戸時代では、「静岡県」ではなく「遠江・駿河・伊豆」の三県でしたが。面白いのは、「静岡市」がダントツに多いことでしょうか。これは、お隣の「清水市」と合併してしまったので、結果として多くなってしまったということもあると思います(区単位では、静岡市清水区が4つで最多)。
Kokocool3:かたぎ古香園
続いては、お茶の生産地を訪問します。
「かたぎ古香園」は「かたぎこうかえん」と読みます。「古香」で「こうか」と読むのもなかなか難しいですね・・・こちらは農薬を使わないお茶園、ということで、(日本ではあまりこの表現はされない気もしますが)いわゆる「ビオ」のお茶です。
朝宮茶 かたぎ古香園 30年以上農薬を一切使用せずに栽培しています。
こちらでは、試飲を中心に。
この辺りのお茶は、知名度を考えると、どうしても京都の宇治茶や静岡茶にはかないませんが、歴史はこちらの方があり、それゆえに、無農薬を生産の中心に据えて、かなり苦労があったようですが、軌道にも乗ったようで、目標は大きく、日本の「東方美人」を目指している、とのこと。
値段もそれほど高いわけではありません。
ただ、場所はちょっと行きにくいところにありますので、車で行くか、あるいは通信販売でお買い求めになるがよいでしょう。
Kokocool2:「叶匠壽庵」の「寿長生の郷」
ココクールツアー:南滋賀県をめぐる旅は「叶匠壽庵」の「寿長生の郷」から始まります。
前半は「かのう・しょうじゅあん」、後半は「すないのさと」と読みます。日本語は難しいな。これだけの固有名詞だと(少なくとも私は)なんだかさっぱりわかりませんでしたが、要するに和菓子のお店が出しているレストラン兼体験施設、といったところでしょうか。
で
なんですが、特に「叶匠壽庵」のサイトには、ここがいったいどんなところなのか、どんな歴史があるのか、誰が作ったのか、そういう情報がないので(もしくは、あるのかもしれませんが、見つけにくかったので)もっとはっきり「和菓子のお店です」とあった方がいい気がしました。
ちなみに、よくまとまっている自己紹介文としては、アップルのプレスリリースの最後に乗っている文章ですね。ともあれ、今回はこの「すないのさと」で和菓子作りの体験と昼食をとりました。
時期的には2月の終盤でしたので、ちょっと梅の季節には早かったようです。
まずは昼食です。「美山つづら弁当」ということで、こんな感じの内容でした。
上から見るとこんな感じです。この写真にはありませんが、もともと「つづら」と言いますか、カゴに入ったような形で出てきたのを食べやすいように、展開させたのが、この写真になります。
これにご飯とお吸い物がつきます。
あ、もちろんデザートも。
大変上品なお味で、特に言うこともない気もするのですが、これが今回のツアーの最初の食事、ということもあって、もう少し「滋賀県っぽさ」を期待していました。100%滋賀県で採れたもの、である必要はないと思いますが、あまり滋賀らしさが感じられない、というのも正直な感想です。名物「赤こんにゃく」があるので、滋賀(というより近江?)らしさは、もちろんあるのですが、お刺身などは、当然ですが滋賀県で採れたものではないです(ちなみに味は良かったです)。
このあたりの判断は、難しいところで、どこで獲れようが、滋賀のお店で出されたら、それで良い、それが滋賀のものであるという考えもありますし、いや、そうではなく、ちゃんと素材も滋賀のものを使うべきだ、という考え方もあり得ましょう。まあ美味しければ、どっちでもいいという考えでもいいと思いますが、しかし、今回のような場合、やはり、素材にも気を使って欲しいところであるというのが私見です。
続いて、和菓子作り体験をしました。
御多分に洩れず、和菓子作りなんか、初めての経験で、まったくうまくいきませんでした(笑)。ちょっと意外だったのは、実際に作る時に、少量の油を手につけて餅の滑りを良くするというテクニックが使われていたことですね。なんの油だったのかな?
こちらがその成果。ちなみに左下の丸っこいのは、一応「うぐいす」、二つある黄色い物体は、一応「ハスの花」のはずですが、パイナップルのキャンディーみたいになってますな・・・笑 こちらも味は、素材が良かったので美味しゅうございました(笑)
ここでちょっと時間を使い過ぎてしまったせいか、次のプログラムのお抹茶の時間が少し少なくなってしまったのは残念でした。
こちらが今回出されたお菓子です。
上品なお味で良かったです。
寿長生の郷は、食べ物は美味しいですし、季節がうまく合えば梅林もあり、自然も楽しめるところです。和菓子、というか「和」を中心として、食事なんかを楽しめる場所です。もちろん公共交通機関でも行くことができますが、自家用車があった方がかなり便利ですね。ただ、上にも書きましたが、それほど滋賀らしさというのを感じるということはない気もします。もっとも、このことを全面に押し出しているというコンセプトの場所でもないので、そこまで要求するのは酷かな、とも思いました。
ガイドというか、案内をしていただいた方は、雄弁というか、色々語ってくれましたが、正直、ちょっと喋りすぎと感じました。そういうのが好きな方もいるのかもしれませんが、私の好みではありませんでした。
Kokocool 南滋賀のグルメ旅
はじめに
TwitterかFacebookか、どこから来たのかもう覚えてないけれど、滋賀県の南のあたりを巡る旅のモニターを募集しているとの記事をたまたま読んで、ウェブサイトを読んでみると、なかなか面白そうだったのであまり深く考えずに応募してみました。なんとなく、予感はあったのですが、見事当選、ということで「Kokocool モニターツアー:生産地から巡る とことん滋賀グルメ探訪ツアー」に参加してみることにしました。
思えば、京都に住んでいるとあまり滋賀県に積極的に行くということがありません(ついでながら大阪にも積極的に行くこともありません)。出身大学の保養所と言いますか、「リトリートセンター」が琵琶湖の西側にある北小松にあるのでそちらはよく利用していましたが、ここ数年はなかなか行く機会に恵まれず、とんとご無沙汰でした。ましてや、魚釣りなんかが趣味だったら違うのかもしれませんが、わざわざ滋賀県に行くということは、これまでほとんどなかったと思います。ただ、以前から滋賀や琵琶湖には関心があり、そのうち、ゆっくり自然やグルメを満喫してみたいな、と思っていたので、まさに渡りに船という感じで、これを機会にもっと探求するきっかけになったら良いなと思っています。
さらに言うと、もともと、淡水魚には親しみがあるので、琵琶湖特産の魚を使った料理などには興味がありましたし、それに関わる環境、漁業、文化などにも関心があります。日本ではほぼ絶滅状態の淡水魚漁業というのも、ここではまだ生き延びています。私が選んだ今回のモニターツアーのテーマは滋賀のグルメ、しかも生産地を巡る旅ですので、面白くないわけがありません。
今回の対象エリアは南滋賀県ですが、私もそれなりに世界中を回っていますので、忌憚なく、かつ広い視点でそれぞれのスポットを紹介していきたいと思います。
旅のインフラとしてのマクド、そしてスタバ(加えてKFCあたり)
マクドナルドを愛してやまない、ということもありませんが、憎くてたまらない、ということもありません。世界中、どこに行っても、まあ多少の地域差はあるものの、だいたい同じようなものを食べられるということはすごいことだと思いますし、それを提供しているマクドはすごい。それ自身はまさに賞賛に値すると思います。もうレストランを探すのがめんどくさいけど、お腹はすごく空いている、というような場合の駆け込み寺としてマクドナルドを使うこともしばしば。しかも、ヨーロッパなんかだと、日曜日にはファーストフードのお店と中華のお店しかやってなかったりするので、そういう時も便利。あ、あとは、Wi-Fi目当てに、ということも。
写真は香港のマクドナルドですが、だいたい日本と似たようなものが食べられます。そういう意味では食事で「ハズレがない」という、海外では極めて重要な経験が得られます。いや、実際、言葉も通じなければ、文字も読めない、しかも、メニューに書いてあったものとは全く違うようなものが出てくる、なんてことは海外旅行では通常のことですので、「いつものアレ(にほぼ近いやつ)」が出てきて、安心して食べられるというのは本当に重要です。あと、値段も明記してあります。これもすごく大事なことです。
見た目の特徴は今ひとつですが、インドはニューデリーにあるマクド。この国では「肉」は基本的にチキンです。これが一番無難(豚も牛も避けられているので)。
他にも、世界中で展開している会社、例えばスタバなんかも、まあだいたい似たような感じです(そもそもコーヒーでは外しにくいということもありますが、中には「色つき・・・お湯?」みたいな「自称コーヒー」もありますので・・・)。こちらでは、前述のマクドナルドの多くのお店でもそうですが(日本は違いますが)、フリーWi-Fiを設置してあるところが多く、そういう意味では、コーヒープラスの経験ができるということで、重宝します。この場合の「フリーWi-Fi」は、前もって登録などは必要とせず、店頭でパスワードなどを入手してネットにつなげることができる、ということです。
こちらは中国・成都のスタバです。
どちらも飲食店であるのですが、もうここまで世界中に増殖していると、私なんかは、「旅人のインフラ」という観点で見てしまいます。水や電話、ガスや道路と同じ、旅行者に日常には不可欠な設備、という感じです。これがなくてもなんとかなるけれど、あったら安心、というところでしょうか。
こちらはインドネシアのジャカルタにあるスカルノ・ハッタ空港にあるスタバ。ちなみに、値段も世界中でほぼ同じです(ということは現地の人にとってはかなり高いということがしばしばありますし、為替のレートによっては「日本よりかなり高い!」ということにもなります)。
あ、あと海外ではこれにKFCが加わります。すなわち、ケンタッキーフライドチキンです。日本では文字通りチキンのお店ですが、各国でのメニュー構成が比較的自由なのか、一体何のお店かよくわからないようなKFCも多いですw
こちらは仁川国際空港のKFC。先ほども書いた通り、チキンはだいたい世界中どこに持って行っても問題ないので、それゆえに世界展開しやすかったのではないかと思っています。
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日本にはもうちょっと焼き小籠包があってもいい
小籠包というと、台湾からの超有名店である「鼎泰豐 」が超有名ですが(ちなみに京都だと高島屋にあります)、これをアレンジというか、また別の形に進化した「焼き小籠包」というのがあり、これがまた超絶絶品なのです。
いわゆる小籠包よりも一回り大きく、感覚としては「中籠包」と言うくらいの感じで、中には肉汁がたっぷり入っており、この上の写真にはゴマが付いていませんが、お店によってはたっぷりゴマも付いており、いいアクセントになっています。
なお、中国語では「生煎饅頭」と言うようです。
こちらのお店です。
こちらのお店、この写真の時にはさほどではありませんが、結構普通に並ばないと買えません。しかも、地元の中国人のみならず、私たちのような外国人も一緒に並んでいたりして、大人気店であることがわかります。しかも、チェーン店なのですから、是非是非、京都に一店舗出店して欲しいところです。
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日本にはもうちょっとケバブがあってもいい
日本は、世界でも有数の難民を受け入れない国で有名(notorious)ですが、なかなかどうして、ケバブにとっても敷居が高い国のようです。
それ以降、さほど状況は変わっておらず、相変わらず日本で気軽にケバブを食べるのは、なかなか難しいのです。
もちろんトルコ料理屋さんとか、多分あるであろうギリシャ料理やさんなんかにはケバブがありますが、もっと気軽に食べたいのですよ。それこそ、ファーストフードくらいの勢いで。
こちらはパリでのケバブですが、ギリシャ風の名前で「ギュロス」Gyrosと呼ばれています。たまたまお皿にのったパターンですが、こんなのもあります。
これは、お持ち帰り用のもの。中にフライトポテト(「英」語で言う所のチップス)。よく考えたら、これ、全部入りだな。すごい話だ。
日本人の口には合わないってこともないだろうし、あの、店頭でぐるぐる回っているお肉を削ってパンの中に入れたりするのって見た目的にもエンターテイニングでいいと思うんだけど、なぁ。
ちなみに、この写真は同志社大学京田辺キャンパスのクローバー祭での一コマ。学生?と思われるかもしれませんが、違います。この「学園祭」のテーマが「地元の人も参加」ということなので、近畿地方のどこかのお店から来ているのだと思います。残念ながら、トルコから直接来ているというわけではないと思われます。
そんなわけで、全国7500万人のケバブ愛好者の皆さん、今こそ立ち上がれ!(とりあえず)トルコの同胞と心を合わせて、この東洋の島国にケバブを普及させるのだ!