Lonely Planetと「歩き方」
世界的によく売れているガイドブックのひとつにLonely Planetというシリーズがあります。まあ、それゆえに、これをもっている限りあんまりLonelyにはなれないような気もするのですが。また、海外でほんとうにLonelyになってしまうと、下手すると生命の危険もという場合もあるかもしれません。ご注意。
なお、シリーズの一部だけですが、日本語版もあります。
- 作者: メーソンフローレンス,バージニアジェラス,Mason Florence,Virginia Jealous,トランスワード
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2003/10
- メディア: 単行本
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日本では、「歩き方」のシリーズが有名です。「迷い方」やら「行くところ日本人ばっかり」なんてことも言われますけれど(前者はともかく、後者は当たり前ですw)、基本的にはよくできたガイドブックだと思います。
- 作者: 地球の歩き方編集室編
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド・ビッグ社
- 発売日: 2012/02/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 2人 クリック: 4回
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一度これらのガイドブックの両方を持参してパリに行ったことがあります。色々比較しながら歩いてみると面白いところも幾つか出てきます。Lonelyの方は、やはり西洋ベースです(原著は英語)ので、例えばパリにあるショアー記念館(Memorial de la Shoah)などはしっかり掲載されていますが、「歩き方」には載っていません。ゲイ・レズビアン関連の情報なども同様です。
「歩き方」は、基本的にフルカラーですので、また紙質も違うこともあり、本としての出来具合は、「歩き方」の方が上だと思います。Lonelyはモノクロですし、紙質も少し厚い感じです。韓国には、提携している出版社があるのか、「歩き方」そっくりなガイドブックを持った旅行者をときどき見かけます。
どちらがいいのか、というのはなかなか難しい問題ですけれど、初心者なら「歩き方」で十分でしょう。しかし、二度目、三度目でしたら、他のものも持っていくのもいいと思います。
*写真は、パリにあるショアー記念館(Memorial de la Shoah)。いろいろな意味で圧倒されます。