バークレーに行ってきました(1)
バークレー(Berkeley)はカリフォルニア州のサンフランシスコのすぐそばにあります。BART(Bay Area Rapid Transit ベイエリア/サンフランシスコを結ぶ公共の高速鉄道。サンフランシスコ空港ともつながっています)を使えば、サンフランシスコのダウンタウンから30分もかからないでしょう。
いやあ、いいところでした。夏の間だけでも休暇で一ヶ月ほど滞在してみたい場所でした。たまたま行ったときに、マーケットが開催されており、それも楽しかったです。
それにしても、驚いたのはバークレーの豊かさです。文化的にも(バークレーはアメリカ合州国で最もリベラルな街だそうです)、気候的にも、多様性も、そしておそらく経済的にも豊かさがにじみ出てくる感じの街でした。ものすごく高いレベルでゆとりのある生活がなされている感じでした。ここで行われていたマーケットも、この方法しかないから、というのではなく、選択した上でこの方法でものを販売している、というのがひしひしと伝わってきます。残念ながらこのような街は世界でも決して多くはないと思います。日本ではどこの街があるのでしょうか。わたしの少ない経験からすると、イギリスのオックスフォード、ドイツのゲッティンゲンが似ている雰囲気でした。
やはり、これはカルフォルニア大学バークレー校(UC Berkeley)の影響もあるのでしょうか。ここも、山というか丘の上にある大学なのですが、散歩をしていても気持のよい、素晴らしいキャンパスでした。
街を歩いても、素足で歩くヒッピーの生き残りのようなおじさんがいたり、化石発掘帰りの超絶チャーミングかつ見るからに賢そうな女の子がいたり、もういかにも頭が良さそうな、でもじっとアリの行進を見つめる謎の大学生がいたりと、楽しい街でした。このような街に住めることは、幸せなことなのだろうと心より思えました。
映画「卒業」は、ここが舞台です。
<つづく>