旅の節約術(4)--- 荷物
私の節約術「セツヤクエスト」
荷物は、基本的には少ない方がいい、というのは誰もがうなずくところでしょう。以前に、最小の荷物で海外旅行に行く、というテーマで記事を書いたことがあります。
海外旅行持ち物リスト(ギリギリ身軽バージョン) - Travel Note
でも、これは普通はまねできません。一般的に、文字通りパスポートとクレジットカードだけで、海外旅行に出る人はいないはずです(上記の記事で言及したジェームス・ボンド氏も、イタリアから南米に行くときにはちゃんと鞄をもって飛行機に乗っています)。
現実的には、旅の日数や目的などにもよるので一概にはどうあるべきかというのはいえません。わたしも、ラオスとベトナムを一ヶ月ほど旅行した際には、さすがに大きめのバックパックを使いました。これに、小さめのリュックを町歩きや、機内持ち込みの際には使っていました。また移動が比較的少ないときは、スーツケースも使うことがあります。パリに滞在した時は、スーツケースでした。スーツケースの良いところは、ある程度強度があるので、なかに壊れ物などを入れることができるということです(無論、中に入ったものの無事が保証されているわけではありませんけれど)。
ともあれ、荷物を少なくしようと思ったら、鉄則は現地調達。これに限ります。少なくとも、行きの飛行機で荷物が重くてというのは、例えば現地の友人へのお土産、という場合に限ると思います。ちょっと前だと、日本食をスーツケースに山ほど詰めてという人がいたかもしれませんが、今は、もうそんな人はごく少数なんじゃないでしょうか。服も最小限で十分でしょう。必要ならば、買ってしまえばいいわけです。また、洗えばいいわけです。わざわざパリでユニクロ、という必要はないと思いますが、買ったら買ったで記念になるはずです。そのような時は、もしできるのであれば、現地の人がよく使うようなところで購入するのが面白いでしょう。同じ街にいても、旅行者と住人とでは微妙に行動範囲が異なりますが、旅行者ではない視点で街を見ることができるのが、こういった機会であると思います(そういう意味では、街のスーパーマーケットなどは、非常に面白いのではないでしょうか。あるいはコンビニなんかも、どれくらい同じでどれくらい違うのか、観察してみるとなかなか楽しいものです)。
もちろん、「旅行先でも(だからこそ)おしゃれな格好をしたい!」というのは、それはそれで重要なので日本から持っていくもよし、現地で用意するもよし、でしょう。
とにかく少なめに、というのではれば、少し大きめのリュックで十分です。これで1週間の海外旅行も十分対応できます(もちろん、現地調達+洗濯つきです)。ガジェット系なら、写真に凝らないのであれば、iPhoneで撮影すれば良いですし、ガイドブックはiPad miniにすればよいでしょう(iPadだと、持ち歩くにはちょっと大きすぎます)。iPad mini を持つのが便利なのは、もちろんガイドブックがわりになるのですが、これで写真や動画が撮れるというのが実は大きい。普通のコンパクトカメラを持っていて、万が一電池切れになったとしても、iPadなら10時間バッテリーが持つので、こちらを使えばいいわけです(充電を忘れずに!)。
僕は、このシリーズをiPadに入れています。
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<つづく>