旅の節約術(5)--- 通信
私の節約術「セツヤクエスト」
この5年の海外旅行で最も大きく変わった点は、なんと言ってもiPhoneの登場でしょう。
(とか言いつつ、こちらはiPod touch)
もちろんそれ以前にも、いわゆる「スマートフォン」と呼ばれるものはありましたが、実際に使えるようになったものは、iPhone以降といっても差し支えないでしょう(ちなみにわたしは、iPhoneよりも前にすでにスマートフォンを使っていました)。ブラックベリーもよい携帯電話だと思うのですが、結果はご覧の通りです。
わたしがiPhoneを使いだしたのは、2008年の7月です。最初に海外に持ち出したのは、翌月の8月で、中国の広州に行った時でした。基本的に、中国に行っても使えるということに感動したのを覚えています。ただし、色々制約があるな、ということがわかったとも言えます。
その後で、パリに行く機会があり、そのときもフル活用しています。
当時は、パケットし放題というのはありませんでしたので、パケット通信をオフにして、WiFi環境下にいるときのみメールのチェックやTwitterをやったもんでした。というか、オフにしないと、当時ではとんでもない額の請求が来ることになったので、オンにすることはできなかったのです(もちろん技術的に、ではなく金銭的に)。いわゆる、「パケ死に」という言葉が世に出てきた時でもありました。
その後、孫正義氏の英断によって、一日1000円でパケット通信し放題、という時代がありました。この頃にハンガリーの首都ブダペストに行く機会があり、こともあろうに、Twitcastで、ビデオ中継をドナウ川のほとりでしたものです。
ところが今は、この値段は、事実上3倍になってしまいました。残念です。
一日約3000円を高いと見るか安いと見るかは、なんとも言えないところですが、高いと思ったらやはりWiFiを活用すればよいわけです。カフェに入れば大抵電波が来ていますし、公園やお店などで無料/有料提供している場合もあります。また、モバイルWiFiなどのレンタルサービスもありますから、そちらの方が便利、得に、友人同士など数名で旅行する場合にはお得かつ便利であると思います。
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通信に関しては、いろいろなパターンがあるのでなんともいえないところです。タイは厳しめで、WiFiの電波はあちこちにあるのですが、基本的にちゃんとロックがかかっています(法律で決められている)。中国なんかはご存知の通り、TwitterやFBには、基本的にはつなげることができません。
アメリカやヨーロッパはサービスの一環として、提供しているところが多いです。ホテルでは、もう普通に使えるのが一般的です(たまに有料のところがあってびっくりします)。
個人的には、つなぎ放題でいるよりも、カフェなどで休憩時するような時に、ちょっとつないでみる、くらいが旅のリズムとしてはちょうどいいかな、という感じです。せっかく、いつもと違うところに来ているのですから、あえてネットでつながっている部分をシャットアウトして、その土地の音や風景に身を委ねてみることの方がよっぽど大事じゃないかと思います。そういう意味で、わたしは旅行中、特に街を歩いているような時は音楽を聴くことはありません。
あまり「節約レシピ」という感じではないですけれど、要は節約することが目的になってはいけない、ということかもしれません。
<おしまい>