Travel Note

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関空雑記(19)荷物受け取り場にて

関空に降り立って、入国審査、そのあと預けた荷物を受け取ります。

 

階段をおりて、スーツケースなり、バックパックなりが出てくるのを待つわけですが、先日、ちょっと時間がかかっていたので、しばらく目の前にあったテレビというかモニターを何の気なしに見ていました。

 

大阪、京都、神戸の映像が流れていたのですが、驚くばかりのクオリティー、あまりの衝撃で思わず食い入るように見てしまいました。

 

これが、そのビデオのクオリティーの高さに、というのでしたらいいのかもしれませんが、残念ながら逆で、どこのアマチュアが撮ったものを切り張りしたのか、というくらいのものでした。まさかとは、思いますが、経費削減のために、ビデオカメラが趣味の職員に作ってもらったんじゃないか、とさえ思えます。あるいは、いろいろ事情があって(もしくはアナウンスのために)テレビは置いてあるけれど、なにも流さないのはアレなので、なんか流しておきましょうか、ということなのかもしれません。いえ、ひょっとすると、あえて気を引かないような退屈な観光?ビデオを流しておいて、このモニターにではなく、来るべき荷物に意識を集中させるように仕向けているのではないか、とさえ思います。

 

しかし、せっかくモニターがあるのですから、もっと有効に活用すべきではないでしょうか。そして、あの場で、そもそも観光用の、しかもさほどクオリティが高いわけでもない動画を流す必要があるのでしょうか。

 

例えば、バンコクからの飛行機の荷物が来るエリアでしたら、日本語・英語・タイ語でのアナウンスメントを表示することもできるでしょうし、中国からの便なら中国語を、韓国からの便なら韓国語、インドネシアからの便ならインドネシア語でのアナウンスを表示できますし、実際それくらいは容易にできるのです。もっと伝えるべき情報はあると思います。そして、観光の、というのでしたら、この秋の時期に天神祭葵祭の画像ではなく、これから行われるであろう行事のアナウンスをする方がよっぽどよいのではないでしょうか。もっと、創意工夫が欲しいところです。20年前ならまだしも、21世紀になって、あの動画では、ダメなのです。

 

あのエリアは撮影禁止なので、写真を見せられないのが、極めて残念。