日本にはもうちょっとフォーがあってもいい
ベトナムの国民食?というか、非常にポピュラーな食べ物で、フォー(Pho)というのがあります。
基本は、米粉の麺で、これにあっさりスープにパクチーが基本形、トッピングとして牛肉を載せる場合はフォーボー(Pho Bo)、鶏肉の場合にはフォーガー(Pho Ga)となります。プラス、揚げパンなどをつけて食べる場合もあったりして、ベトナムなら、そこらじゅうで食べることができます。
「そこらじゅう」というのは、日本のコンビニ並に、というほどとにかく数が多い、ということもあるのですが、ちょっとした路地を利用してお店を出していることも多かったりするのです。かっこよく言うと、ストリートフード、ということでしょうか。しっかりとした店舗でお店を構えているところも多いのですけれど、文字どおりストリートで、隣にカブが通っていくのを見ながら麺をすするというのは、もう日本ではなかなか経験できなくなってしまった風景だと思います。
Pho on the Street.
こちらはフォーボー。子供用という感じの小さな椅子に座って、麺を啜ります。ライムを搾り、ナンプラーなんかも入れたりして、味を自分の好みに仕上げます*1
フォーは極めて気軽で、かつ安価、すぐに食べられるのは、日本の立ち食いそばやうどんと同様なのですが、残念ながら、日本でフォーを食べようとすると、ベトナム料理やさんで、例えば「フォーボーランチ850円」みたいになってしまいます。「Kake-Udong $6.5」みたいな感じでしょうか。いや、それはやっぱり違うだろう、ということで、「かけフォー」250円、「フォーにボーかガーのトッピングで400円」というのを提案したい。パクチートッピングは100円でどうだ!フォーは米粉の麺なので、入手も容易のはずだし、何も難しくはないと思うのだけれど、あとは在日ベトナム人と、全国6000万人(推定)のフォーファン、そして、その数をかなり上回ると思われるパクチーファンに期待しましょう。