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関空雑記(7):世界よ、これがスシだ

 カリフォルニアロールが世界を席巻しようが、中華料理店がインドネシア人を雇って握らせようとも、Yo!と言われようと、惑星?と言われようと、まあとりあえず寿司は寿司です。

Sushi 寿司

 実際に正確な統計や研究結果があるのか分かりませんけれど、やはり、外国から日本に行ってみたら「本場の寿司」ってやつを食べてみたいのではないかと思うのです。ちょっとお金があるなら、回っているやつではなくて、ミシュランの三ツ星とまではいかなくても、映画やYouTubeでみたようなやつを、食べ終わったら「オアイソ」とか言ってみたいと思っているのではないでしょうか(蛇足ながら、oaisoってなかなか発音しにくい感じですよね。)

Wiener Schnitzel

 ウィーン(Wien)に行ったらシュニッツェル(ドイツ語: das Schnitzel, オーストリア方言:das Schnitzerl、ヘブライ語: שניצל)を食べてみたいでしょうし、ベトナムに行ったらフォー(Pho)を小さな椅子に座って食べてみたいでしょうし、フランスに行ったら噂通りにイマイチだよねぇとか言いながら、モンサンミッシェルに行く途中でオムレツを食べてみたいみたいでしょう。

Pho Bo

ハノイで食べたフォーボー。ちなみにビールグラスには氷が入ってます)
 
 そんな訳で、少なくとも「国際」と名のつく空港では、「日本語が一言も分からない人」に対しても、うまい寿司を食べてもらえる環境を整えておくことは、日本に課せられた義務の一つといってもよいでしょう。
 
ところで、写真は関空の「すし処 ほんまもん」というお店にあったメニューの一覧。

Menu

 

スシ文化になじんでいる人なら、ここに書いてあることは理解できますが、初心者だと、「Jyo Nigiri」という意味はわかるのでしょうか。いうまでもなく、「Jyo Nigiri」は、日本語です(英語ではない、ということです)。MoriとJyo Moriはどう違うのか(値段は同じ)。これは、目の前にあるスシ職人に聞いてくれ、というメッセージなのでしょうか。それなら、一言、「分からない場合は聞いてくれ!」と表示があってもいいと思いますがそれはないようです。

 こういうのを見てしまうと「日本語がわからないようなやつは来てくれるな」というメッセージを発しているとしか思えないのです。穿った見方なのかもしれませんし、一般的な寿司屋ならよいと思いますが、よりによって国際空港で、日本語がわかる人だけを相手にして商売をするということが当然と思っているのでしょうか。もちろん、写真があるので「見りゃわかるだろ」という意見もあるでしょうけれど。

 

すし図鑑

すし図鑑

 

 

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