Travel Note

Travel record, note, tip.

東海道を歩くために

前回のエントリーで、十返舎一九の『東海道中膝栗毛』のことを紹介しましたが、21世紀になった今でも、形は多少違うにせよ、東海道を歩く人たちという人はそれなりにいたりします。

 

「新版」とありますが、もう10年も前の本になっています。さすがにそろそろ新しいバージョンが欲しいところですが、アマゾンでもなかなかの高評価で、一冊は手元に置いておきたいところです。

新版・完全 「東海道五十三次」 ガイド (講談社+α文庫)

新版・完全 「東海道五十三次」 ガイド (講談社+α文庫)

 

 

 また、こんな本も。

 

 こちらは、確か番組で実際に東海道を歩いてみた、という記録を本にしたものです。

「街道てくてく旅」東海道五十三次完全踏破 (講談社 Mook)

「街道てくてく旅」東海道五十三次完全踏破 (講談社 Mook)

 

 

ちなみに江戸の日本橋から京都の三条大橋へ行くには、東海道だけではなく、中山道を通るというのもあり、こちらの方が遠回りになるようですが、川幅の関係などで、こちらの方が歩きやすいということもあったようです。現在でも東京と関西を結ぶ高速バスなどでは、渋滞の可能性が高い東名高速道路よりも、山梨県側を通る中央自動車道を使う方が、時間はかかりますが、渋滞は少なく、到着時間が正確に読める、ということでこちらを選択するという会社もあるとこのこと。なるほど。

 

中山道を歩く―日本橋‐三条大橋534キロ完全踏破 (歩く旅シリーズ)

中山道を歩く―日本橋‐三条大橋534キロ完全踏破 (歩く旅シリーズ)

 

 どちらもちゃんと歩いたことがあるわけではないので、なんとも言えませんが、基本の東海道、応用の中山道という感じで、どちらも歩いてみたいです。

 

 

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十返舎一九『東海道中膝栗毛』

読んだことはありませんが、「東海道」と言えば十返舎一九の『東海道中膝栗毛です。 

東海道中膝栗毛 上 (岩波文庫 黄 227-1)

東海道中膝栗毛 上 (岩波文庫 黄 227-1)

 

 上下巻なんですね。あたらめてタイトルを見ると、「膝栗毛」ってなんなんだろう?*1

東海道中膝栗毛 下 (岩波文庫 黄 227-2)

東海道中膝栗毛 下 (岩波文庫 黄 227-2)

 

上下巻で大体二千円くらいです。ただ、初版が1973年ともうすでに40年以上前なので少々、というかフォントが古すぎて読みにくいです。新しいフォントを使って、できれば注なども新しくして新版の『東海道注』を出して欲しいところです。注などを担当した麻生磯次さんという方は、大変立派な学者だと思いますが、これをうまく活かす感じで21世紀版が欲しいですね。

 

f:id:albertus:20150109080527j:plain

三条大橋の「弥次さん喜多さん」。意外と小柄です。

 

現代語訳もあります(こちらも岩波より)。っていうか黄版は現代語訳じゃなかったのか・・・

 こちらも上下巻。

現代語訳 東海道中膝栗毛(下) (岩波現代文庫)
 

 こちらは、原文版よりもひとまわり高いくらいの感じです。江戸時代の文章とはいえ、原文を読みこなす自信はないので、私用には現代語訳の方がいいと思います。

 

 

*1:Wikipediaによると、「膝栗毛」とは、自分の膝を馬の代わりに使う徒歩旅行の意である、とのことです。へー。 

超短期留学も旅の一つ 

かつては「留学」と言えば、エリートの必須科目と言いますか、学ぶ方も送り出す方も、相当の覚悟だったような気もします。最近では特にそういう悲愴感はなく、ちょっとそこらへんまで行ってきます、くらいのところまで気軽になってきた、というのはちょっと言い過ぎかもしれませんが、気分としてはそんな感じです。

新村

(写真はソウルの学生街の一つ新村。ブログの内容とはまるで関係ありません)

 

まだ、欧米に学位(博士号)を取りに行くというのならともかく、語学研修でしたら、夏休みに一ヶ月ほど現地の大学に行くくらいな感じですと、ほとんどの国ではビザも必要ありませんし、まあ、運賃は少々値が張りますが、旅行の拡大版のようなノリでいくことができます。

Sather Gate

(こちらは多分地球で最強の公立大学の一つ、カリフォルニア大学バークレーバークレーのことについては、こちら

 

しかし、上には上があると言いますが、この気軽さよりもさらに気軽に留学を楽しむことができるのですね。

 

お隣の韓国では語学と文化の短期留学のような制度が結構整っており、なんと年末だけの一週間の超短期留学ということもできるのです。さらには、日本のゴールデンウィークに合わせて、5月の初めに一週間程度の留学もできる制度もあるということ。これにはさすがに驚きを禁じえませんでした。すごい。ただでさえ日本語を普及させようという気概に欠けている、というか全く感じられない日本からすると、天と地とほどの差があります。

 

例えば、こちらの漢陽大学

漢陽大学校国際語学院 | 韓国留学|韓国旅行「コネスト」

超短期留学の案内など。

2016/01/13 02:11

 ここには、「スペシャル短期課程」というのがあって、2016年のゴールデンウィークでは、5月1日~6日(初日にオリエンテーションとクラス分け試験)という短期で授業が提供されています。なお、お値段は550,000ウォン。また、年末にも同じような講座があって、2016年12月26日~2017年1月1日(なお、これは月曜日から日曜日までのいスケジュールになっています)の集中短期講座が組まれています。これまたすごい。こちらのお値段は610,000ウォンです。レートがどうなるかわかりませんけれど、大雑把な計算だと1日1万円の授業料ということになります。

 

レートの関係もあって、「ものすごく安い」というわけではありませんが、短期でとにかく集中して学びたい、という人にはピッタリかもしれません。また、普段は(日本等で)仕事をしているから、こういう時でないと時間が取れない、という人にもぴったりだと思われます。

 

以前、ドイツの大学でドイツ語の夏期講座に参加したことがありますが、さすがにこれほど短い期間で、というのは聞いたことがないです。すごいね。これなら、ちょっと行ってみようかな、という気になります。

 

母と娘の韓国留学日記

母と娘の韓国留学日記

 

 

韓国の雲西(ウンソ)に行ってきました(5)

 本人も予想してなかった第5回目の「韓国の雲西(ウンソ)に行ってきました」です。

 

雲西駅から仁川国際空港駅へと向かいます。

_DSC8439

 

今回は各駅停車を使って雲西へ行ったのですが、ソウル駅へ直接行くことの方が、一般的には多いと思います。ちなみに、出発3時間前ならソウル駅でチェックインができます(アシアナと大韓航空)。しかも空港行きチケットの割引きが効きますので、うまく時間が合えば利用をお勧めします。

Airport Express, Incheon

 

空港に着きましたので、チェックインを行います。

International Departures, Incheon

実は、この時は大韓航空の便を利用して、自動チェックインマシーンを使ってチェックインをしようとしたのですが、どうもうまくいきません。何度やってもエラーが出てしまい、近くにいた係員の人に手伝ってもらったのですが、結局最後までデータが出てこないということ。仕方がないので、係員さんの指示通り、発券するカウンターで確認してもらい、事なきを得ました。特に問題もないと思っていたらこういう事になる事もあるので、国際空港へは、やはり早めの出発2時間前に来るというのは重要ですね・・・

 

手荷物検査と出国手続きを行い、無事出国です。

Korea Traditional Cultural Experience Center at Inchon

 仁川国際空港には、「韓国伝統文化体験センター」(Korea Traditional Cultural Experience Center)というのがあります。利用したことはありませんけれど、見ていてもなかなか楽しいです。

 

_DSC8468

無料というのがいいですね。この時は人形作りでしたが、日によっては伝統音楽の演奏なども見ることができます。

 

まだ時間はあるのですが、出発のゲートの場所を確認しておきます。

Gate 27, Incheon

今回は27番ゲートからの出発です。

 

まだ時間が少しあったので、空港内を歩いてみました。

Incheon

 

と、こちらではクラシックのミニコンサートが行われていました。

Concert in the Airport

 こういうのが関空にもあるといいのですが、なかなか難しいですね・・

 

まあ、そんなわけで飛行機に乗り込みました。もちろん、エコノミーです。

_DSC8486

 

 使用する機材はB777-300です(と言っても飛行機そのものにはあまり関心がないので、よくわかりません)。

KE B777-300

 

短い時間でしたが、ちゃんと機内食も出ました。

_DSC8495

 

 というわけで、無理やり長くしてしまった感じもある「雲西に行ってきました」の記録でした。ちなみに仁川には空港だけではなく、もあり、ここから中国への定期船が出ているということですので、ぜひやってみたいです(かなりマニアックw)。

 

いつの日か、買い物三昧なんてこともやってみたいです。いや本当に。

ショッピング天国! ソウル: ソウル公式観光ガイド

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韓国の雲西(ウンソ)に行ってきました(4)

まさかの第4回目をお届けしています。「韓国の雲西(ウンソ)に行ってきました」その4です。

 

ちょっとだけ、雲西の街の様子です。

_DSC8397

鍋屋さん。

 

こちらは「ローリングライス」ですが・・・なんなのかなと、ハングルの方を読んでみると・・・そうか、これキムパプ(gimbap、김밥=韓国風海苔巻き)のお店なんですね!キムパプとコーヒーか。日本人の感覚からすると、なかなかすごい組み合わせかも。まあ、慣れの問題でしょうけれど。

Rolling Rice

 

こちらはケータイ屋さん。

_DSC8411

 

ここから、空港までは二駅ですので、でも油断せず早めに空港に着くように心がけましょう。何が起きるかわかりませんので・・・

Unseo Station

雲西駅の外観です。こうしてみると、緩いカーブを描いていて、デザインもなかなかいいのではないでしょうか。何より、駅前にスペースが大きく取ってあるのがいいですね。日本ではなかなかこうはいきません。

 

Unseo Station 雲西駅

ここが駅の入り口になります。

 

こちらが駅の中の様子。左手奥から改札口があります。

Unseo Station

 

小さくてちょっとわかりにくいかもしれませんが、日本語でも案内が書かれています。あまり日本人が使う駅ではないとは思いますが、こういうところに日本語の表記がなくなると、かなり日本もかなりやばい状態、ということになると思われます・・・

Unseo Station

 

こういう表記があるということは、自転車も持ち込めるということなのでしょうか。日本の場合は、一旦バラバラにしないと車内へ持ち込むことはできません。韓国は法律が違うのかしら。

Unseo Station

 

車内の様子です。

olleh WiFi zone

そうそう、韓国、というかソウルの列車ではWi-Fiが普通に使えます(旅行者の場合ですと、事前に1日券みたいなものを購入する必要があります)。最近はそうでもありませんが、かつて韓国からの留学生が「日本はあれだけ高い技術があるのに、どうして地下鉄の駅の間では電話ができないんだ。理解できん」と言ってましたっけ(笑)

 

いろいろ事情(技術だけの問題ではない)があるんですよ・・

 

ソウルの地下鉄(などの)ネットワーク図です。

DSC_8433

 

特に問題もなく、あっという間に仁川国際空港の駅に到着しました。 空港駅というのは、世界中どこでも独特の雰囲気がありますね。かつては、「韓国の空港に着いたらキムチの匂いがする」なんてことも言われてたようですが、こちらの仁川に新しく空港が出来てからは、全くそんなものはないですね。そういう時に来る機会があったらよかったのかもしれませんが。

_DSC8438

 

さて、これからチェックインして、機内へ、というところなのですが、もう少し写真もあるので、せっかくですから「その5」まで続けたいと思います(笑)

 

なんか、押し間違いで2つも出てきてしまったのですが、そのうちガイドブックの徹底比較とかやってみたいですね。

ソウル食べ尽くし リターンズ!

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韓国の雲西(ウンソ)に行ってきました(3)

「韓国の雲西(ウンソ)に行ってきました」の第3回目です。

 

まだしばらく時間があったので、近くのカフェのCaffé beneで一休みすることにしました。こちらCaffé beneは、韓国では有名なカフェのチェーン店で、日本にも出店しています。

Caffé bene

韓国のカフェは、Wi-Fiがたいていの場合整備されており、お店に入ってパスワードを聞く、というシステムになっています。このシステムがいいのは、日本のようにどこかの業者に契約している事を前提としていないことです。誰でも、このお店を利用するのなら、Wi-Fiも利用できます。そして、こちらの方があるべきシステムであるのは自明のことです。

in Caffé bene

 お店の内観です。落ち着いた雰囲気で、ゆっくりできました。

  *   *   *

 

呼び出し用

 カプチーノを注文したのですが、このような呼び出し用のガジェットを手渡されました。日本でもこの手のタイプの呼び出しマシーンが増えてきましたね。

呼び出し用

 ちょっと見にくいのですが、ちょっとした広告が載っています。Summer Carnivalとあって、ちょっと季節外れのような気もしますが・・・しかし、ここのスペースをうまく利用すると効果的かもしれません。

 

出来上がったようなので、取りに行ってきました。この時にWi-Fiのパスワードも聞いてきました。この手のお店は、案外複雑なパスワードだったりすることがあるのと、英語で教えてくれても発音が聞き取りにくいこともあるので、お店の人に書いてもらう、もしくは見せてもらうのが一番いいかもしれません。

in Caffé bene

 

中身はこちら

Coffee Beneのキャラメルマキアート

 もちろんというべきか、日本人らしき人達に出会うこともなく、ここのチェーン店ではありますけれど、のんびりカプチーノを楽しむことができました。

 

ちなみに、こちらのCaffé beneですが、(私は知らなかったのですが)実は日本にも店舗があります。

caffebene.co.jp

 と言っても、あるのは、成田と羽田と赤坂だけなので、関東のごく一部(しかも一般的なお店としては赤坂のみ。あとは空港の店舗)にしかない、ということになるのですが、サイトを見ると、なんと世界中で1100店舗以上があるのですね・・・関西に来るのはいつの日やら。なお、韓国発のお店ですが、メニューを見ても韓国色は全くありません。

 

もうちょっと続きますw。

大人の韓国・トキメキのソウル旅 (別冊家庭画報)

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韓国の雲西(ウンソ)に行ってきました(2)

「韓国の雲西(ウンソ)に行ってきました」その2です。

 

ちょっと遅めのお昼ご飯を取ることにしました。 

LAプッチャンドンスンドゥブ

今回はだいぶ寒くなってきたこともあり、チゲを食べてみることにしました。「LAプッチャンドンスンドゥブ」というチェーン店です。

 

このエリアには、そこそこお店あるのですが、こちらのサイトであらかじめ見当をつけてあり、そちらに行くことにしました。

www.seoulnavi.com

  ここの「ソウルナビ」は、コネストと並んで結構マニアックというか、細かいエリアまでカバーしているので、通り一辺倒の観光だけでは物足りない人にはぴったりです。韓国にはまだYelpが上陸していないので、ローカルエリアの情報はこの辺りに頼るほかありません。ほかにもあるのかもしれませんが、まだ調査不足というところです。ほかのところを知っている方いたら、教えてください。

前菜

付け出し一揃えです。焼き魚も「付け出し」となってしまうのがさすがに韓国といったところでしょうか。おかわり自由のはず(実際、キムチは何度かおかわりしました)こういう付け出しを一切無しにしてもらって、その分安くしてほしい、と思う人はあんまりいないのかな?左のほうに何やら緑の液体があるのは、まあ勘弁してください。

スンドゥブチゲ

メインがこちらになります。すぐ右側にはご飯も。

雲西は観光客は基本的には来ない街ですが、チェーン店であることもあり、英語や中国語でのメニュー表記もあります。実際、隣の机では中国人の学生らしき人たちが食事をしていました。 ただ、お店にいたのは、東アジア人以外は見当たりませんでした。 今回はスンドゥプチゲを注文してみることにしました。   

スンドゥブチゲ定食

 こちらが全体像。ちなみに、漢字で書く場合は「純豆腐」(순두부)と書きます。

なお、韓国語しか通じないようでした。もっとも、お店の人とシェークスピアソネットについて語り合う必要はないので、指差しで、これこれといえば問題なしです。ちなみに、ちゃんと私は相手の言葉がわからない場合でも日本語で「これと、これをください」と言ってます。

_DSC8352

お店の外観です。この感じだと、開店しているのかわかりませんが、ちゃんとやってましたし、結構繁盛していました。

 

女ひとり たらふくソウル

女ひとり たらふくソウル

 

 

 

 

 

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